ALIVE(アライブ)総合格闘技道場

名古屋を拠点に、総合格闘技・ブラジリアン柔術・パーソナルトレーニングのトレーナーとして、日夜世界中を飛び回る、ベテラントレーナーの日記です。ダイエットから世界チャンピオンの育成まで「トレーニング」なら何でもお任せを!つ^_^たう

Japanese Sports MMA の時代へ

久しぶりに「格闘技コラム」的な事を書いてみるので、長いし、興味の無い方は飛ばして下さい。
(俺の記事の場合、グルメ物のが「いいね」が多いからね(笑))

あなたは 10/05(日) パンクラス 270 大会のライブ中継を観ただろうか?

そう、あの大会からパンクラスは「UFC.TV」の中の「fightpass」で観られる様になった。
「fightpass」とは、インターネットで観られる UFC のMMAの放送局である。
※ 日本で発祥した「総合格闘技」は、ブラジルで深まり、アメリカで「Mixed Martial Arts」というスポーツに進化し、今や世界標準の名称としてアマチュアからプロフェッショナルまで含めて「MMA」と呼ばれる様になった。
パンクラスの全ナンバーシリーズが、これからは「fightpass」で観られる事になった事は、実は、とてつもなく大きい出来事なのだ。
これによって、世界170ヶ国 推定200万人 のfightpassユーザー(MMAファン)が、パンクラスで行われるファイトをLIVEでもアーカイブでも観る事が出来るようになった。
そう、「fightpass」は世界中からモバイルのアプリでも手軽に観られる。
今はインターネットの時代であり、お年寄りから小さな子供までもがモバイルを使っている。
今まで「日本という限られたマーケット」に発信されていたパンクラスが、これによって、まさに「世界標準」となった瞬間だった。
(俺の中では、パンクラスがスタートして掌底時代が第1期、オープンフィンガーグローブに移行した「総合格闘技時代」が第2期、酒井さんが代表になってからの3年半が第3期で、この日から「パンクラスのスポーツMMA化」としての第4期のスタートだと考えてる。次の第5期の構想も既に聞いているが。)
世界最高峰のMMAがUFCなのは明白であり、世界2位はBetatorである事は、大会の開催数からみても周知の事実だ。
UFC は、年間40大会を超える大会を、ラスベガスを中心に世界中で行い、それを運営するZuffaは資産価値が3.000億円を超えると言われる。
Bellator は、ここ3年は年間20大会ほどの開催があり、親会社が巨大企業バイアコムで、同じ傘下には映画会社パラマウント(ゴッドファーザーシリーズやスタートレックシリーズ等、俺の好きな映画会社)等がある世界的な優良企業だ。
この2大プロモーションは、大会数だけでなく、企業としての資産やネットワークが、他の世界中の団体とは桁が違う。
やはり、プロスポーツは、煌びやかで若者が目指す憧れの舞台であって欲しいし、大人が鑑賞しファンとして参加できる娯楽でないといけない。
何千人から何万人に会場のLIVEで観られ、何百万人にライブ中継やアーカイブで観られる事は、素晴らしい事である。

今の時代、格闘技団体の選手が大きく稼ぐには、手売りチケットで無いのは当然で、ゲート収入(観戦チケット売上)に頼るのでは無く、映像からの利益(ペーパービュー売上、民放テレビ放映料、広告収入、DVD販売売上、アーカイブ視聴料、etc)が運営団体に入らなければない。
親会社が儲からなければ、選手も稼げない。
俺も小規模とはいえ名古屋でプロ興行を11年間に渡り24回の主催をしたからプロ興行の仕組みが少しだけ分かる。
俺がパンクラスの酒井さんに協力するのは、その価値観とストーリーが合致したからだ。
衛星放送のシステムを導入し、数台のハイビジョンカメラやクレーンカメラを導入し、プロのメディアスタッフが年間で機能し、美しいフラッグガールや明るいデカゴンガールに光を当て、映像の価値をとことん上げる。
確かに毎大会に400〜500万円が余分にかかるだろう。
しかし、それは「手作りイベント」と「プロ興行」との分岐点となるものだ。
UFCのトップファイターは、1試合で数億円を稼ぎ出す!
有名なMMAファイターは、1試合で数百万円も数千万円をも稼ぐ。
それは参戦する団体が所有する映像をお金に換えられるからであり、その価値を理解するスポンサーがお金を払うからだ。
衛星放送が発達し、インターネットに網羅された世界では、映像とその権利こそがお金に変わる。
簡単に言えば、試合をたくさんの人が有料で観る事で、お金が稼げるという事。

それは、インターネットや衛星放送のペーパービューかも知れないし、アプリの課金かも知れないし、youtubeからの利益かも知れないし、DVDの販売売上かも知れない。
しかし、「知る人ぞ知る」ではお金にならない。
「陰の実力者」「未知の強豪」ではファイトマネーは上がらない。
世界中に販売網を持つ企業であれば、「世界で観られてる団体」には、喜んで高額の広告協賛をしてくるはずだ。
ファイターの引退後も、団体が大きければコメンテーターや解説や裏方の仕事もあるし、スポーツとして成熟していればジムを開いたりコーチで雇われたり、放送関係やマスコミで働いたり、グッズや飲食や関連事業で働いたりできる。
ファイター本人に知名度があれば仕事にも就きやすいし、知名度が低くても映像のアーカイブがあれば就職先にアピールだってしやすい。
露出度の向上と知名度の向上は、当然、ファイターのセカンドキャリアにも有効となる。
パンクラスの「fightpass」への加入は本当に大きい。
プレリミ(新人戦やノーランキング戦)を勝ち上がって本戦に出場して、「fightpass」で世界に発信されて、良いファイトをして目立てば、海外の様々な他団体からのオファーだって来る。
何より、頑張って練習してる成果である「試合」と言う「晴れ姿」を家族や友人や、たくさんの人に手軽に観てもらえるのは、本当に嬉しい事だ。
(俺自身、2012年のUFC JAPAN で、2万人満員のさいたまスーパーアリーナで日沖がファイトしたのを生で観た俺の両親が、息子の仕事に感動して「良く15年間頑張った。これからも頑張れ。」と認めてくれて、凄く嬉しかった。)
俺は、世界に通じる、そんな大切な場を用意してくれるパンクラスを応援します!
11/01の No.271 も、12/13の No.273 も、ガードが強力で凄く楽しみだ!
もちろん、ハワイ ホノルルでの 11/28 No.272 も、日本人ファイターが海外で戦う場が増えるから楽しみだ!
さらには、福岡に進出するナンバーシリーズである12/20 No.274 は、デカゴン使用の新たな地方大会の幕開けとなるので楽しみだ!
MMA好きの皆さん、「UFC fightpass」の「Pancrase」から目が離せませんよ!